|
オゾンは、除菌効果や脱臭効果があり適切に使えば非常に重宝しますが、高濃度のオゾンは猛毒でもあります。【効果なし?】話題のオゾンバスターを通販で購入して使ってみた。にも書きましたが、『オゾンの不思議』という書籍によると50ppmの濃度のオゾンでは人間は1時間で生命の危機に瀕すると書かれています。
オースリークリア2の取説には何時間の使用で部屋のオゾンの濃度がどのくらいになるか? ということは書かれていませんが、「人のいる環境で使用しないでください」と書かれています。幸いオゾンはしばらくすると全くの無害になるので人のいない部屋の除菌や脱臭に好都合です。
そしてオゾン脱臭した部屋からはダニやゴキブリもいなくなるというような話も聞いたのでちょっと実験したくなりました。
ダニを見つけて捕まえるのはなかなか難しいのでとりあえず、植木の根を食い荒らすコガネムシの幼虫で実験してみました。
コガネムシの幼虫をビニール袋に入れて日の当たらない場所でオースリークリアのチューブからオゾンを30分注入してみました。その結果残念ながらコガネムシの幼虫はピンピンしていました。「これではダニにも効果なさそうだな」と半分諦めていました。
ダニで実験しました。
コガネムシの幼虫の実験の結果、効果も期待薄だし、ダニを捕まえて実験することはなかなか難易度が高いので諦めていました。そうしたところ古い菌糸ビン(クワガタの幼虫を育てるエサとなる菌糸入りの容器)のフタを開けたところびっしりとダニが張り付いてうごめいていました。
これは好都合と思いさっそく実験してみました。菌糸ビンをビニール袋に入れてオースリークリア2のチューブを差し込み口をセロテープでふさいでオゾンを注入してみました。そうしたところ5分程でほとんど動きがなくなり、10分ほどで全く動かなくなりました。下の動画参照。
その後ふたをして翌日見たところまだ何匹かは生き残っていましたが激減したのは間違いありません。数回繰り返せば全滅させることも可能だと思います。
しかし、これは通常人間や他の動物ににたかるダニとは違いクワガタムシやカブトムシにたかってそれらの虫の体液を吸うダニです。したがって厳密に言えば人間にたかるダニにも効果があるかどうかは不明です。
ただ、一応はダニという同じカテゴリーの虫なので効果がある可能性は高いと思います。
オースリークリア2で布団を除菌・消臭・ダニ対策しました。
上の実験からオゾンはダニにも効果があることがわかりました。今年まだいまのところダニの被害は出ていませんが、もうすぐ梅雨でダニの活動も活発になるので布団のオゾンクリーニングをしました。やりかたは、写真のように布団をダイソーで買ってきた布団圧縮袋に入れてチャックを閉めて密閉してオゾンを40分*2ど注入しました。
そしてオゾン注入後も効果を高めるためにしばらく密閉したままにして置きました。オゾンは常温では自然と分解されて酸素になるので3時間ほど放置しておきましたが布団圧縮袋のチャックを外したときにはまだ結構臭いました。
密閉された状態ではオゾンはすぐには分解されないようです。
当日その布団を使うのであれば寝る1,2時間前には袋から出しておいたほうが良さそうです。
オースリークリア2のオゾンクリーニングは除菌・脱臭・ダニ退治と一石三鳥なので少々お高いですが、ダニ等でお悩みの方におすすめです。
年に何回かダニと思われる被害があったのでこれまでいろいろ試してきました。
これまでのダニ対策
ダニ捕りロボを購入してみました。
2020-07-24追記
最近、話題のダニ捕りロボを購入してみました。色々実験して報告したいと思います。乞うご期待。
ダニ捕りロボが届きました。
なにかどこかで嗅いだようなお菓子のような匂いがします。
一部を切り取りダイソーで売っているコバエ用粘着シートに乗せてみます。ひとつは何も乗せないコバエシートを隣に置きます。
一日置いたのち調べてみたところどちらもちょうど5匹ずつのダニが確認できました。ちょっと残念な結果です。2つ並べておいたのでもしかして誘引剤に引き寄せられてダニ取りロボの誘引剤を乗せていない方にもダニが来てしまったということも考えられますので今度は離した位置で試してみたいと思います。
ダニホテルを試す
最初に試したのは「ダニホテル」という商品です。これは15X12cmほどのマットで誘引剤でダニをおびき寄せ吸着して駆除するというものです。いっときは、効果あったような気もしましたがその後も刺されたことはあったのでどの程度効果があるのかはわかりませんでした。やはり、効果は限定的と言わざるを得ません。
布団乾燥機を購入する
その次に試したのが布団乾燥機です。
布団乾燥機がダニ対策に効果があるとアイリスオーヤマの布団乾燥機のCMでやっていたので興味がわきました。そして実際に購入してみました。この製品は非常に軽く、使い方もホースを布団の中に差し込むだけというお手軽設計でした。
使い方は超簡単で布団もフカフカになって気持ちいいのですが、ダニ対策という観点からすると効果には疑問符がつきます。
布団乾燥機は実はもう一台象印の製品を購入してみました。というのはアイリスオーヤマの製品はホースの蛇腹を毎回伸ばしたり縮めたりするのが面倒だったからです。アイリスオーヤマの製品では実験しませんでしたが象印製では布団圧縮袋に入れて乾燥させてみました。
そのほうが布団全体に熱風が行き渡りダニ対策に効果があると感じたからです。ところがこれはうまくいきませんでした。というのも温度が高くなりすぎると安全装置が働いて自動的に停止してしまうからです。
そいういわけで布団乾燥機でのダニ対策というのはおまけの機能であってあまり期待できないものと思うようになりました。
ダニがいるか確認する方法とは?
かゆみ等なにか体に異変があっても本当にダニがいるのか見つけるのはなかなかむつかしいですよね。私も最初なかなかいい方法が思いつきませんでしたが、いろいろ試行錯誤しているうちに良い方法&ツールがみつかりました。そしてついに憎っくきダニをこの目で見ることに成功しました。
私が試してダニを発見できた方法をお伝えしたします。やり方としてはいたって単純で粘着型のダニトリシートでダニを捕獲して顕微鏡で確認します。
問題は、たくさんあるダニ取りシートのうちどのダニ取りシートが最適で何倍くらいの顕微鏡がダニを確認するのに最適か? ということです。
ダニを見るのに最適の顕微鏡とは?
顕微鏡と言ってもハンディ顕微鏡で千円少々のこちら↓の製品で十分です。
これは40倍まで拡大できるハンディ顕微鏡です。それほどお金を足さなくても100倍、200倍の顕微鏡も購入できますが、ダニを確認するだけの用途では40倍が最適です。肉眼でなにかの存在は確認できるけどなんだかよくわからないものを見るのには40倍くらいが最適です。
倍率が上がると対象物にレンズを合わせることが格段に難しくなります。
ただ、この顕微鏡は確認するだけの用途では安くて扱いやすくて見やすくて非常に良いのですが撮影することができません。(できないこともありませんが私には不可能です。器用な方ならできると思います)
もし撮影したい場合にはこちら↓のスマホアダプターが付いている商品がよいでしょう。
こちらは100~250倍なので前者に比べるとレンズを合わせることが最初、かなり難しく感じると思います。これは他の倍率のハンディ顕微鏡でも同じですが上下左右が逆になる点も対象物を捉えにくくしている原因です。しかし、何度もやって慣れてくればそれほど手間取らないで対象物を捉えることができるようになります。
不器用な私でも少し苦労しましたがこの↓ように撮影できましたので普通の人ならばラクラクできるかもしれません。
ダニを捕獲するのに最適のダニ取りシートとは?
また、ダニトリシートにはいろいろなタイプのものが売られていますが布状になっていてダニが潜り込むタイプのものですと顕微鏡で確認しにくいです。以前私が購入したことがありこの記事の中ほどで書いた「ダニホテル」でもダニが存在するかどうかの確認は可能です。
ただ、この↓ように外側を破って中身を取り出す必要があります。
いろいろ試した中で安くて効果的だったのはダイソーで売っているこの↓「ハエ用粘着シート」です。
中身
上のダニの写真はこの粘着シートを使って捕獲したダニです。このシートに引いてある黒い線の幅よりダニの頭の方が細いのでいかにダニが小さいかがわかります。ただ、この粘着シートを使う際には注意が必要です。ご覧のように粘着部分がむき出しのためうっかり触れるとくっついてしまいます。手足であれば大したことありませんがもし枕元に置いたりして髪の毛に付いたら最悪です。
うちの場合、ダニがよく取れる場所は部屋の隅でした。布団の上にも置いてみましたがそこでは取れませんでした。そして多くは粘着剤が塗ってある部分と塗ってない部分の境目で取れるのでダニはノミのようにジャンプはせずに歩いているものと思われます。
しかし、まれにシートの真ん中あたりでも見つかるので天井や壁から落ちてくるのではないかと思われます。
ダニがいるかどうか疑心暗鬼の方はこの方法で分かると思いますのでお試しください。
上のダニの写真は頭の方には噛む顎がありおしりの方は写っていませんが毛虫のような毛が生えていました。
したがってよく言われているようにダニの死骸でもかぶれることは十分ありえますのでオゾンで除菌すれば大丈夫ということはなく掃除機での掃除も必須です。
その後様々なタイプのダニを捕獲しました。詳しくは、家で捕獲したダニ画像で書いています。顕微鏡で見てみると結構いろいろなダニがいるものです。あなたのうちでも見つかるかも?
オースリークリア2で一番実感できたこと
オースリークリア2でものすごく実感したことはやはり、消臭力です。特に魚を焼いたあとの臭いです。オゾン脱臭をしない場合は換気扇をしても魚を焼いたあとはしばらく臭いが残ったものですがオースリークリア2でオゾン脱臭をするとものの30分ほどで完全に消えます。
私自身は一人でいるぶんには多少魚臭くてもそれほど気にならないのですが、来客があるときなどは短時間で消臭できて非常に重宝します。自宅を兼ねたオフィスなどにも効果的です。
オースリークリア2のセット一式
オースリークリア2本体
オースリークリア2付属品
取扱説明書
オースリークリア2のおすすめポイントのまとめ
・非常に軽いので持ち運びに便利
・洗濯物を部屋干ししても臭わない
・オゾン水も作れるので野菜の農薬除去にも使える
・部屋の除菌・消臭に効果的
・ダニ退治の効果も期待できる
オースリークリア2のマイナスポイントのまとめ
・値段がやや高価
・高濃度のオゾンは人体に有害なので使用法に注意を要する
・若干設定の仕方がわかりにくい
最後に一言
オースクリア2で部屋でオゾンを発生させてもダニを一網打尽にすることは不可能です。掃除機をかけられるところは掃除機をかけることが一番効果的です。
しかし、なにか物があって掃除機をかけられないところがある場合はその隙間にオースクリア2のホースを突っ込んでオゾンを発生させるとかなり効果はあります。
家で捕獲したダニ画像のところにも書きましたが2019-09-20ころダニが大量発生した際に試したところかなり効果がありました。